No.24000176 Agave
アガベ アングスティフォリア 白中斑 Agave angustifolia 'Mediopicta alba'
中米原産 園芸品種
level 85 rank SS size XL/24cm lowpot /H48cm W75cm(全体) H48cm W75cm(植物のみ)
世界中の庭園で使用されるアガベの仲間ですが、この白中斑は希少な斑入り種です。
基本種、並びに白覆輪錦の白閃光(Agave angustifolia 'Marginata' ) は、世界的にも大普及する庭園アガベで、竜舌蘭(Agave americana marginata)、ディスメティアーナ(Agave desmettiana marginata) と、並び古くからの世界三大覆輪庭園アガベです。
まぁ。三種共に素晴らしいアガベなのですが、伸びる増える売ってる方の種なので軽く扱われがちです。
で、ソコから先はSPGです。 世界広しと言えどもこの中斑入りは流通はおろか、販売すら殆どされる事がありません。 勿論の事、僕も15年ほど前に初見の際には、頭の辞書になく、ハッと小苗に目が留まった次第です。
由来は半分フィクションの様な話ですが、導入本人から伺ったので、どこまで話を盛っているかは定かではありませんが、記載しておきます。 二十余年前、N氏が某国へ仕入れ渡航し、各ナーセリーを巡って買い付けをしていた際に、 ガソリンスタンドの植栽に基本種のアングスティフォリア(Agave angustifolia)が沢山植えてあったらしいのですが、 辺り一面の植栽の子株の中に。遠くから見ても、『ヒカルモノ』が見えたらしく、車から降りて見に行ったそうです。
そうしたら、僅かな子株数株に微妙な錦がのっていたので、チップ渡して分けて貰って日本に持ち帰った。。のが始まりらしいです。
『ヒカルモノ』 園芸その侭です。 些細な変化。一筋の光。ちょと小さい。気持ち葉幅が広い。見た目棘が短い。 等など。。それだけでは芸とは言えませんが、その少しの変わり。からが園芸の始まりです。
今では大層な芸品なども最初から大道芸が出来ているわけでもなく、こういった目に留まるモノ。 に対してのアンテナを常に張っていくところからが、園芸の面白い観点のひとつになります。
勿論の事、現代ではソレを試験管の中にヤク入れて、、その些細な変化を変化させて培養の繰り返しという。 アホ丸出しのビジティ合戦のクローン戦争時代となりましたが、そういうのも結果的には売れているウチが花なので、売れなくなると試験管には入りません。 ですので、いつの世も良いモノですら廃れて消えていきます。
こういった、ビジネス的な部分は毎度毎度、衰退の途を辿って、次は何が売れる?の繰り返しですが、 園芸的な芸ってのは、この種の様な『ヒカルモノ』を地味~に紡いでいった結果が芸事です。
方や普及するモノは、世界三大覆輪庭園アガベの様に数年後数十年後、普及種として残り、 方やコイツの様に伸びない増えない売ってないモノは珍種として世の中に消えず溢れず、廃れずに僅かに残り続けます。
白閃光ならぬ閃白光ですね。コレに和名付けるなら。
生育はアングスティフォリアの癖に非常に遅く、子株も白閃光の様に鈴なりには付かず、非常に控えめです。
僕の親株の胴切りの天ですが、本来であればもう少し子株を増やした5年後くらいにでも紹介しようと思いましたが、
丁度、ビジネス的なアガベブームが去ったこの2024の年末に『ヒカルモノ』のひとつとして掲載しておきます。
そうなんです。 ヒカルモノも有れば消えゆくモノもあります。 どんなに素晴らしいものでも。手に入らないくらいが丁度いいんです。
僕自身、普及させたいけど出来ないアガベのひとつです。
コレがもし仮に全世界の庭園アガベに数百年後になっていたとしたら、その苗は間違い無く、ビジティ苗だど思います。
送料 着払い対応
販売エリア 日本全国
入札期間 2024/12/27(金)20:00 〜 2024/12/31(火)22:00
終了
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