アンスリウムワロクアーナム Anthurium warocqueanum

No.25000262 Aroids

コロンビア原産

level 80 rank A size L /14.5cm pot /H72cm W48cm (全体) H72cm W48cm (植物のみ)

クイーンアンスリウムの名前で知られるアンスリウム属の女王様です。長葉のベルベットの葉を展開し、下垂させ、画に描いたような草姿です。

古くから日本にも導入されており、誰が見ても生きてるだけでオーラが溢れる高嶺の花でして、古く和名もズバリの長葉ビロード大団扇です。

The 観葉植物の一種になります。

ただ、渡来半世紀以上経つのに、日本では植物園ですら、見かける事は少なく、一切普及せずに、僕の始めた頃には流通皆無は愚か、探す事も困難な希少種でした。

何故にこんなに素晴らしいのに普及しないのだろう…僕は無知で真っ直ぐな若者でした。

まず、この種の自生域、性質にあります。コロンビア内陸部の標高の高い熱帯雨林の自生域で、雲霧林の涼しく朝霧が立ち込め通年を通して温暖湿潤という日本の四季のある気候とは掛け離れた環境に生息します。

低い所でも標高500m(ソレも丘の上では無くて谷に向けて)高い所だと標高1200mですから、やはり赤道直下での居心地良い場所に生き着いた典型的な方の限られた場所での生き残りの植物です。

日本の高温多湿はまずNGで、30℃は超えない方が望ましく、高温多湿が続くと一気に草臥れます。また日本の冬季のアクシデント的な低温少湿には耐えますが、良いとは言えません。

通年通して20℃〜28℃。湿度60%以上が理想郷です。

次に、やはり着生植物で、高木の幹に伝う様に成育します。コレはやはり光も求めているのですが、非常に耐陰性にも優れている所以で、小苗からの立ち上がりは非常に遅いですが、株が充実して来ると、優美な葉を次々と展開し始めます。

ただ実際のところ、鉢植えの根には限界があり、アンスリウムは速攻で根詰まりしやすく、強剛種は維持管理出来るのですが、この種を始めとして、こまめな植え替えか?挿し戻しての更新が必要になります。ココら辺は現地に行って、一から勉強したいのは本音です。

最後に、流通しなかった理由として、生産現場では、ナメクジやカタツムリが大好物なのと、どう包んでも輸送難物なので、葉を傷つけ易い為、運びにくく、流通不向きな植物です。てな風に僕の若き日には、ほぼ国内から消えてました。僅か数か所程度で、生き残している程度でしか存在を知らない程の幻のアンスリウムでした。

で、今近のSNSからの。。映えが重なりに重なって、近年は一気に舞い上がったアロイドブームにより一時期高騰し、その後クローン戦争時代になり、ココら辺の原種も、ビジネス一辺倒のメリクロン苗が流通し始めました。が、そう簡単にこんな姿にはなりません。

アンスリウムは大好きなので、そろそろ触り直そうかと思いましたが、当面は辞めにしておきます。

ひとつはメリクロン苗の大普及化。ひとつは雑多な交配の実生苗の大反乱。

園芸業界全体が、ネタ切れモード加速で一気に今以上に苗売りのビジネス一辺倒になりつつあるので、ココはこの先は否めないので、どの種も手持ちを少しずつ。ぼちぼちってくらいにマイペースで留めておきます。

でこの株。もし、メリクロン苗をビジネスにされていて物販されている方がいらっしゃいましたら、店頭の見本鉢にでもどうぞ。

メリクロン苗は数百、数千株と金出せば大量に仕入れできますが、このクラスの大株はなかなか販売される事は国内では無いと思います。

勿論の事、根っこもしっかり。常温常湿管理の充実株です。

大好きなアンスリウムについて多くを語るのは老後にしようと最近思います。

情報過多ガタガタ社会の膿が出て来るのはまだこれからですので。広い目で長い目で見渡していきたいと思います。

他にも触らなきゃいけない植物は星の数程有るので。ご了承ください。

とりあえずは通年通して管理可能なワロクの好きな環境づくりを心がけてください。

最高峰のSpecial Plants です。

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販売エリア日本全国

入札期間 2025/06/27（金）20:00 〜 2025/06/30（月）22:00

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